unikki

隙間を埋める生活

弄くり回す一週間

4月17日(土)

眼鏡を買いに行く。ちょうど一年前、拾った猫が歯の生え変わりの時期を迎え、何でもかんでも噛む癖ができ、眼鏡もその被害に遭った。レンズの中央に傷が付いてしまったのが気になっていたので、買えてよかった。一年間、傷のついたレンズで過ごしたわたしの出不精さが伺える。まあ緊急事態宣言出てたし、と誰に言うわけでもない言い訳で正当化する。推しの禪院真希ちゃんが丸眼鏡に変えていたのを思い出し、似たものを買った。推しの力、怖い。視力は左0.06と右1.2だった。

スキンケア難民なので、とりあえず無印良品のを試してみようと思ったが、間違ったのを買ってしまった。特に良くも悪くもない。

 

18日(日)

ManhattanPortageのマジックテープつきボディバッグを暫く使っていた。スカートを穿いたら、知らぬうちに、マジックテープに引っかかり、べろんとめくれた状態で百円ショップを三十分も闊歩してしまう。緊急処置として、本屋に行き、ブランドムックのジッパータイプのボディバッグを買った。ManhattanPortageは売ることにする。

百円ショップでは、職場で使うマグカップとロッカーにぶら下げるカゴを買った。

 

19日(月)

仕事。要領が悪い。全体的に。もうちょっと急げば、あとから時間が空くのになと思うけど、時間が空いたところでやることもないし、急ぐ必要もないんだろうと思い至る。豪に入れば郷に従えだけど、上司が女だからか、いちいち細かいところを指摘されて、イラッとしてしまう。

 

20日(火)

上司が早退したので、ギスギスせずに仕事が出来て良かった。

 

21日(水)

四月に異動し、ストレスによる暴飲暴食が続き、六キロ増加した。三週間で六キロの増加は自分でも怖い。原因が分かっていても、どうすることもできないのが辛い。どこかで折り合いを付けねば、と思っていたところ、上司に「退勤の打刻は着替える前にしてね」と言われ、いや着替える時間も労働時間として換算されてるの知らないんですかと、口を突いて出そうになった。限界が近いんだろうな。どうせあと一年か二年で、上司の異動が決まっている。折り合いを付けねば。

 

22日(木)

出勤時、八重桜を眺めながら歩いていたら、見事に階段を踏み外した。あまりにも痛くて、その場に蹲る。満足に歩けないので家に戻り、休む旨を伝えると、労災に当たるらしい。桜をみてただけなのに(映画みたい)、労災にしてもらう必要はないですと慌てたけど、そうもいかないと言われて引き下がる。恥ずかしい。穴があったら入りたい。病院に行ったところ、骨折もなく捻挫だった。右足首全体が腫れ、靴が入らない。痛いし、歩けない。二十三年、格闘技に勤しんできたのに、捻挫は初めてだ。どうせだったら、桜を見てて足を踏み外して捻挫するより、スポーツしてて捻挫したかったなと思った。

何も出来ないので、ずっと座ってばかりいた。予想外の休みだと何をやればいいか分からない。二時間半、お昼寝をしたら、魔法学校に通っている女の子の夢をみた。九相図の小さな卵を返す研究をしている学生で、九相図を狙い、デイダラボッチが雨雲に紛れてやってくる。それを防ぐために、九相図の卵によく似た黒スグリの実をぶどうの木の下に撒くんだけど、その日はうまく行かず、女の子はデイダラボッチに襲われ、九相図の卵は盗まれ、別次元に飛ばされるという設定が濃すぎる夢だった。寝たのに、逆に疲れてしまった。

 

23日(金)

引き続き仕事は休む。昨日より足はずっと良い。足の甲が痛いと思っていたが、くるぶしが腫れている。病院で先生に「昨日は足の甲いたい言った!でもくるぶし腫れてる!なんで!?」と言われて笑った。以前、ヘルニアのときにもお世話になった外国人の先生なので、言い方が可愛い。昨日は足全体が痛くて分かりませんでしたと言い訳する。

暇だったので、給料をおろして、モンハンを買った。今までモンハンシリーズはやったことないので、ドキドキする。犬には「うに」、猫には「ちまき」、ふくろうには「はるまき」と付けた。操作が難しく、ずっと空虚に剣を振り続けている。肉の焼き方と食べ方が分からなくて、調べた。罠も仕掛け方が分からず、もう己と猫と犬のみで闘っている。暫くやっていたら、グラフィックに酔って吐いた。酔いは寝る寸前まで続いて地獄だった。

 


f:id:u__1i:20210424114648j:image
f:id:u__1i:20210424114713j:image
f:id:u__1i:20210424114653j:image

行先知らず

二転三転したが、異動先が決まった。元々、異動を踏まえての一年だったので、衝撃はないももの、落胆はある。異動先の上司が苦手なのだ。色々あって、会社から切り離された浮島のようになっているのも怖い。先行きが不安過ぎる。

悩んだものの、引き抜きで新しい会社に入り、とうとう五年目に突入した。支援で色んな病院に行かされ、久々に脳を酷使した。それでも充実した一年だった。中でも、友達が出来たのが一番嬉しい。九月に入社した年上の男性で、趣味が合うわけじゃないのに、馬が合う。何をどう間違っても、お互いに恋愛対象にならないことも、仲良くなった決め手かもしれない。彼が入社した初日に「人生つまんなそうだね」と言ってしまって、それが彼のツボに入った。わたしは脳と口が直結しているので、嫌われることが多い。むしろそれが気に入られるとは思わなかった。少女漫画の“おもしれー女”心理と同じなんだろうか。慣れてくると彼も彼で「あなたは唯我独尊だよね。良い意味で」と言われたので「良い意味でってさ、しこたま悪口言った後で“でもあの子も悪い人じゃないんだけどね”って言う常套句と一緒じゃん」と言うと笑っていた。今まで会った誰よりも優しい人で、その分、傷付いて来たんだろうなあと思う。優しい人は、今まで辛いことがあったから人に優しく出来ると勝手に思っている。

だから、というわけじゃないけど、わたしの仕事の引継ぎを、彼にお願いすることにした。とある事情から、約一ヶ月間に絞られ、全てを伝えきれなかったことが悔しい。周りは責任転嫁をするような人間たちばかりだ。彼は自分が覚えればいい話だからというけど、それで補えない部分がある。わたしには何も出来ないので、歯痒いというか、申し訳ない。お茶しに行こうね、と言われて、うんと頷くことしか出来なかった。

現在は既に異動先で働いている。仕事的には以前よりもずっと楽だし、教えてくれる方も丁寧で優しいし、環境もいい。ただ、やっぱり上司に苦手意識を持って接してしまう。先入観は消えない。やっていけるのかなと不安になる。それでも今週は、二日間だけ前の職場で働けたので、彼とたくさん話が出来て良かった。LINEもするけど、文章を打つより、生で会って話した方が楽しい。言葉選びが上手で、人を絶対に傷付けない話し方をする。いつまでも仲良くしたい、と伝えたら、しようよ、するよ、と言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しかった。この歳になって友達ってできるとは思わなかった。できることなら、もっと一緒にお仕事したかったな。今月は何度かそっちにも足を運ぶので、それを楽しみに生きる。

まんまと呪術廻戦にハマった。推しと呼べる存在もできたので、人生が潤ってる気がする。八割ぐらい推しが死ぬ話をしたら「ハハッ死神じゃん」と言われて今年一番傷付いた。だけど、今回は最初から推しが死んでるし、脳を乗っ取られているだけので、逆に安心して読める。早く体を返してくれ。

ヘアドネーションをしようと思っていたけど、それまで待てなくて、髪をバッサリ切った。20cmくらいは切った。失恋したの、と聞かれて、失恋したら髪を切る風習があることを知る。失恋してない。イメージ的には、“推し、中学二年の春“です。よろしくお願いいたします。



f:id:u__1i:20210410082854j:image

f:id:u__1i:20210410082257j:image


f:id:u__1i:20210410082902j:image

直視出来ない一週間

26日(日)

f:id:u__1i:20200503155249j:image
猫がベランダで捕まえてきたエサキモンキツノカメムシ。ハートがキュート。
夜に備え、母が朝からハンバーグのタネを作っていた。わたしはお風呂掃除とかそういうことをしなくちゃいけなかったのに、ヘルニアが悪さをしているのか、座ってるのも立ってるのもしんどくて、家のことは何も出来なかった。どうぶつの森しかできないという怠惰。労働のないハンバーグはとても美味しい。
少し前だけど、母と十万円について話し合った。使い道が分かったので、十万円は母親に渡すことにした。お金が余ったら、大きいキャットタワーを買う。これは、わたしが欲しいもの。猫の運動用に欲しい。

 

27日(月)
支援物資で病院に届いたヨーグルトを食べる。嬉しいけど、どことなく”買ってね”の試供品感があって、もそもそ食べた。最近、器具には関係のないものが届いて、気持ちはありがたいのだけど、優しさと”あわよくば”が綯い交ぜになっている気がしてならない。こういう気持ちになる自分が一番むなしい。好意をフルで受け止められなくなった。どうせ……という疑心暗鬼が顔を出しそうになるけど、どうせ……だったらファミチキとか食べたい!油でギトギトの肉たべたい!ええいままよ!待ってます!

 

28日(火)
上司との会話がうまくいかない。上司が苦手なのか、話していても頭に入ってこなくて、ぼんやりとしてしまう。やる気がないと思われてるらしく、上司がぼやいたのを小耳に挟んでしまった。愚痴は本人のいないところでやってほしい。嫌になったので、チョコレートケーキを食べた。

 

29日(水)
カブが不穏な動きを見せている。勘弁してくれ。
夢に、よく出てくる大きなデパートがあって、今日も出てきた。あの店に行こう、と思ってたけど、ほとんど全部しまっていた。こんなところにまで、コロナウイルスの影響があるのか。ただ、人を呪うお店だけはやっていた。今にもラップを披露してくれそうなお兄さんが店員だった。
ゲームに明け暮れるGWにしようと、ソフトを吟味している。今のところ気になっているのは、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド。友達には、乙女ゲームばかりおすすめされてしまった。シナリオはスキップする派だから、多分、向いてない。中学生のとき、初めてやった乙女ゲーム(これもおすすめされた)がトラウマになっている。女教師になって、生徒や先生と恋愛するゲームで、選択を間違うと、相手が次々と自殺するという生死を争うストーリーだった。重かった。乙女ゲームはもうちょっとSwitchに慣れたらやってみようと思います。
買った金額より高かったのでカブを売る。

 

30日(木)
土日休に慣れてるせいか、中休みがあるとちょっとしんどい。今日も合わせた残りの二日、やっていけるかな。

疲れたので、もらった柏餅を食べる。柏の香りがとても良い。猫が怪訝そうに嗅ぎに来る。食べはしない。

f:id:u__1i:20200503155514j:image

 

5月1日(金)
新しい看護補助の女の子の名前に驚く。漢字も独特で個性的だった。すぐに思い浮かぶのは、"えたいの知れない不吉の塊"。一緒にいた先輩は、米津玄師だね、と言っていて、なるほど……と思う。口に出さなくて本当に良かった。
GW前でバタバタする。去年と違って長い連休でもないし、とタカをくくっていたら読みが外れて忙しかった。

 

2日(土)
やることのないGWが始まる。死印というゲームを終えた。面白かったけど、女の子のセクシーなイラストが多かったから、男性向けのゲームだったのかも。割とパートナーを死なせてしまって申し訳なかった。次にやるゲームは、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドにする。
気温が32度まで上がったので、四匹中二匹の猫を洗った。目の見えない猫と黒猫の短毛ズをわしわし洗い、ベランダでのんびりさせると、二時間もしない内に乾いた。夏日は猫を洗うべし。残りの長毛ズの一匹は、老猫なので洗わない。もう一匹は時間があるときにする。
夜はネパールカレーを買ってきて食べた。

ふつつかな一週間

16日(木)
朝、散歩中の真っ白な秋田犬が、わたしの匂いを嗅ぐために足を止めてくれたのが嬉しかった。信号が変わりそうだったので、触れることは出来なかったのが虚しい。名残惜しくて、振り返ったら、秋田犬も連れたおじいさんもいなかった。横道もない真っ直ぐな歩道なのに。??幻想?

 

17日(金)

f:id:u__1i:20200418100719j:image

家に帰ったら、よく分からない図が広がっていた。猫が紐を食べるから、紐を小指に繋いで持っていかれないようにしているらしい。猫は紐が取れないから不貞腐れて倒れてる図。星座かな?

コロナウイルスへの見解に差があって、母親と衝突していたけど、ようやく和解した。甘い考えは捨てよ。老いては子に従え。

 

18日(土)

休日は、家に篭って、ずっとどうぶつの森をしている。カブがそろそろやばくてハラハラしてる。緑のヤギとプロレスマスクの鳥がちょっと好かない。

家にいることは好きだけど、強制されると閉塞感がある。というか、息苦しいことに気付いた。自由ってなかなか重要。本当は、祖母の買い物のため祖母の家に行く予定だったけど、春の嵐になるとニュースで見たので、やめた。祖母は一人と一匹暮しなので、いつもなら、一ヶ月に一度、祖母の買い物の手伝いに行くけど、今はそれもままならない。こんな状況なので、祖母には家に居て欲もらいたいし、買い物は生協の宅配でも頼もうかと話している。ほんの数ヶ月前まで、祖母は外国人留学生や労働者たちの受け入れをしていたけど、彼らは国からの要請もあって、流行前に次々と帰っていった。元々とても広い家なのに、人がいないから、がらんどうが増してて怖い。早くいつもの日常に戻ることを願う。

結局カブは大損した。良かったのは、プロレスマスクの鳥の引越しが決まったこと。かわいい猫ちゃんが来ますように。カエルでも可。

 

19日(日)

懲りずにカブを買う。竹の島に行きたいのに、なかなか遭遇できない。

お風呂そうじをいつもより丁寧にやる。浴槽のカバーを外したら、世にも恐ろしい光景をみてしまって戦慄した。ベトベターが生まれそう。天下のカビキラーと使い古した歯ブラシで撃退した。お嫁に出してもいいぐらいの浴槽が出来上がって満足する。

太陽ノ塔の缶が可愛くてずっとサイトを眺めている。かんかん可愛い。クッキーも美味しそう。欲しいけど、丁寧に食べるという概念がないので、クッキーモンスター状態になることを考えると値段的に迷う。アルフォートとか三分以内に食べちゃうし。北海道のお取り寄せが安くなっていると聞いたので、そっちも気になる。家にいると、楽しみが食事だけになってしまう。元々そうなんだけど。

 

20日(月)

プロレスマスクの鳥が引越し、代わりに青いカエルがきてくれた。勧誘した結果だけど嬉しい。

仕事場で、ちょっとした事故があった。それに気付いたのはわたしだけど、動けなかった。周りの人間が動いているのをぼうっと突っ立ってるだけ。家に帰ってきて後悔したけど、後の祭りだ。臨機応変に対応できる人間になりたい。上司が雨合羽を人数分、買ってきてくれた。今後ガウンが届かない可能性があるから。毎日、物が徐々に減っていく。都内だと、ディスポでさえ消毒や再滅菌をして使っている状態だと聞いた。医療崩壊が刻一刻と近付いている。化粧品の工場で先日から消毒液を作るようになったとニュースで見た。『チャーリーとチョコレート工場』のお金持ちの女の子の父親のナッツ工場で、従業員たちにチョコレートを剥く作業をさせたシーンを思い出す。あれは金色のチケットを見つけた後、またナッツ工場に戻ったんだろうか。わたし達はいつ通常に戻れるのか。

 

21日(火)

買ったときよりカブが高くなってたので、売ろうとして忘れた。今週も着々と大損の階段のぼってます。

業務が増えている。増えているのに、わたしの分の仕事は誰も手伝ってはくれないので、苛立ちが募ってばかり。同僚がヘラヘラ笑ってるのを見て、性格悪いことばかり考えてしまう自分が嫌だ。こういうときは、オペの予定表の患者さんの名前をじっくり見つめる。珍しい苗字もあれば、奇妙奇天烈な名前もある。覚えてる中で珍しい苗字をいくつか紹介する。百足(むかで)。釼持(けんもつ)。笹木(ささき)。三日月(みかづき)。彼方(おちかた)。般若(はんにゃ)。蓬田(よもぎだ)。二ツ神(ふたつがみ)。珍しい苗字にときめきが止まらない。仕事で一番たのしいときかもしれない。地味すぎる。

 

f:id:u__1i:20200419143327j:imagef:id:u__1i:20200419145528j:image

 

一角から嘆く弱音

医療従事者を代表して言ってるわけじゃなくて、氷山の一角、角砂糖の一角が恐怖心からごちゃごちゃ弱音を吐き、世の不条理を嘆いています。

 

四月に入り、新しい会社での業務が始まった。コロナウイルスの影響で患者が激減して、緩やかなスタートを切っている。それでも、感染の可能性がある患者が来ると緊張が走るし、いつものように安心して仕事が出来ているとは言い難い。みんな、どこか緊張している。
先日、県から感染者の受け入れ要請が来た。うちの病院は設備の問題で、来ないだろうなと思っていたのに。その上、まさかの陰圧室が登場。勤めて四年ほどになるけど、存在すら知らなかった。よく迷子になるぐらいなので…
感染者の受け入れが始まったら、わたしは感染リスクの可能性が高い部署の配属になる。本当はすごく嫌だ。医療従事者が言っちゃいけないと思うけど、感染したくない。絶対に嫌だ。家には猫がいるし、やや高齢の母もいる。もし、うつしたら?若い、若くない関係なしに、老若男女だれでも重症化する危険性がある。自分が無自覚の殺人鬼になるとしたら?”Typhoid Mary”?入院したら誰が猫の面倒を?わたしがしんだら?
本当は、こんなこと考えたくない。最前線で働いている医療従事者たちに失礼なのは分かってる。でも、自分がその”最前線”にいるようになるのが怖い。自粛して、引きこもりたい。長い休暇が貰えるようになるのは、感染したときだ。
今、仕事を失って生活に困ってる人もいる。感染して苦しんでいる人だっている。医療従事者がこんなこと言うなよって思う。でも医療従事者であろうとわたしだって人間だし、未知のウイルスこえーよ。めちゃくちゃこえーよ。政府が生活を保証してくれるなら、手のひら返して家に引きこもりたい。そんな覚悟なんかって言われたとしても、そうだよ当たり前だろとしか返せない。感染したくないのは同じ。だから、家にいれる人なら家にいた方がいい。絶対に休暇が貰えない職業の人もいる。非常事態でも、最小限の生活を守るために働いてくれている。スーパーマーケットで物を売ってくれるから生活ができるし、電車が走ってるから仕事に行けるし、運んできてくれるからどうぶつの森ができている。ありがたいです。でも、裏返せば、感染しない限り、休めない人がいるということだ。そんな人たちのためにも、家にいたいのに。そもそも、政府がさっさと保証してくれたら、みんなお家にいる。言ってることとやってること違いすぎる。感染は自己責任とでも言いたいのか?
感染しないためにも外出は避けた方がいい。自分の身は自分で守るしかないみたいだから。ごちゃごちゃ弱音を吐いたけど、わたしも感染しないように、自己管理を徹底します。死にません。生きようね。


f:id:u__1i:20200412002222j:image

 

フッてしまいたい

さっき、無職になることに決まった。

2020年が始まって、特にこれと言って書くこともなかったのでブログから離れていたけど、まさか最初のブログが無職報告になるとは思わなかった。

元々、三月いっぱいで辞めるつもりだったし、その旨は上司に伝えていた。三月になったら話し合いましょうとのことで、すぐには受け入れてはもらえなかったけど、本日、大元の会社から契約終了を言い渡され、突然、下請けであるうちの会社は宙ぶらりん状態になった。ヤッターさくさく辞められる!と思ったものの、少しショックだった。仕事は大好きだし、このままずっとここで働きたいなと思ってすらいた。自分で辞めるのと、辞めて下さいと言われるのは別物だ。居抜きでそのまま別の会社が入るし、多分、引き抜きのお誘いもあるだろう。今の会社から、別な取引先に行くことだって出来る。でも、全て断ろうと思う。自分で辞めたい。フラれるくらいなら、フッてやる。プライドの問題にも思えるけど、悲しくなりたくない。人も、仕事もとても好きだった。毎日が楽しかった。ありがたいことに評価もしてもらって給料も上がったし、ボーナスだって二回も上がった。向いてるとは思わなかったけど、楽しんでやれる仕事なんて滅多にない。我ながら、未練タラタラだ。焦っても仕方ないので、ゆっくり転職活動します。

辞めると思っていたので、四月から父のいるアメリカに行く予定だったけど、もちろんキャンセルした。コロナウイルスの影響は大きい。だけど、父の会社でインフルエンザが百人近く出てると聞いて、いや…それはコロナウイルスもいるのでは……とハラハラした。転職が難しかったら、杉もないし、アメリカに戻るのも手かなと思っていたけど、これはめちゃくちゃ却下だな。あーもうどうしよう。八方塞がりだ。
f:id:u__1i:20200227231348j:image

欲深き一週間

12月9日(月)
眼球の摘出手術を無事に終えた猫は、不自由もなさそうに走り回っている。以前は、飛び出た眼球をぶつけては、きいきい怒っていたので、良かったね、良かったねと猫を撫でている。猫は完全に人間を信頼しきっていて、抱っこするだけで、煮すぎたうどんのように、くてくてになった。わたしが最低な人間だったらどうするんだよと思うが、猫はそんなこと露ほどにも思っていないんだろうな。すごいな。この話をしたら「あなたの優しさが伝わってる結果でしょ」と言われて、涙が出そうになった。もっともっと伝われ、と思いながら今日も猫を抱く。
噂のシュトーレンを初めて食べた。あんなに美味しいものを、なぜ今まで食べてこなかったのか。一切れをものの数秒で平らげた気がする。こんなに美味しいの十二月しか食べられないなんて切ない。一ヶ月間しか食べられないなんて、まるで七夕の織姫と彦星のようだね(?)

 

11日(火)
『レヴェナント 蘇りし者』を観る。どこもかしこも銀世界で、モノクロなのに強い映画だった。

 

10日(水)
ここ最近、改札で家の鍵を出してしまう。タッチする前に、慌ててICカードを取り出すを繰り返している。出勤のときだけの悪習なので、どんだけ帰りたいんだろうと呆れている。今後も繰り返すことは、想像に容易い。
『クイーンオブヴァンパイア』を観る。『インタヴューウィズヴァンパイア』の続編であり、歌手でもあるアリーシャの遺作になっている。キャストが一新されたのと、前作を観たのが数年前のせいか、何が何だか理解できずに終わった。ただただ、アリーシャのつやつやに光る頬やおでこが美しかった。


12日(木)
仕事中『ブレードランナー2049』のライアン・ゴズリングを思い出す。ブレードランナーを観たのは十月で、その時ちょうど体調が悪くてぼやぼやの頭を抱えて観てしまい、ほとんど話は覚えてはいない。それなのに、急に、ふとした瞬間、ライアン・ゴズリングのあの無表情に近い寂しそうな顔を思い出す。何か言いたげな表情。思い出す度に、胸の奥がざわざわする。恋じゃない。恋ですら、ざわついたことがないというのに。でも、やっぱりライアン・ゴズリングのあの顔を思い出す度に、胸はざわつく。

 

13日(金)
スターウォーズシリーズを初めて観る。テレビでやっていた。最初に流れる、あの俯瞰角度の説明文は毎回なんですか?中学生のときに作ったパワーポイントを思い出して掻きむしりたくなる。

 

14日(土)
タクシー運のない一日だった。行きは運転が下手なドライバーで、帰りは「なんで近いのに歩かないの」とため息をつかれた。言い返すと、女であること、外国人であることをバカのするような言い方をされたので、Youtubeで大音量で讃美歌『主われを愛す』を流した。沈黙だけのために宗教を使ったことを申し訳なく思うが、門は誰にでも開かれると、学生時代に学んだ。許して、イエス・キリスト。件のGRAMPY OLD MANには、効いたようだった。ポケモンで言うと、こうかはばつぐんだ!です。効かなかったらOLD FXXTを使いました。使わずに済んだことを感謝します。アーメン。
ライブに行く。雨の降る冷たい夜だった。「”負けたくなければ闘え”とノートに書きました」と細美武士は言った。「誰にも勝てないけど、俺は俺でいるために闘う」
その言葉に俄然やる気が出て、体を鍛えよう、痩せようと思ったのに、家に帰ったらお腹がすいて、いつも以上に食べてしまった。今日の教訓、食欲とは闘えない。

 

15日(日)
『黄金のアデーレ』を観る。映画に限らず表現作品のいいところは、過去に現代の人物を介入させることができること。不可能である過去の会話が容易くできる。マリアが当時の家族と会う、最後のシーンが良かった。
気仙沼のMe2というお店の手編みのセーターが可愛い。もし型紙からやってくれるなら…と考える。わたしはでかい。肩幅も広く、特に腕が長い。腕を広げて身長分だとよく聞くが、わたしの場合、腕を広げ、指先までしっかり図ると180cmくらいある。手首までだとしても、身長よりも長い。既製品では短いので、セーターはいつも捲り、袖がでろんでろんになる。厄介だ。
買ってしまおうかと悩むが、お値段的に、今、余裕が無い。でもとても可愛い。うーん。サンタさんどうか買ってください。

 


f:id:u__1i:20191216123615j:image
f:id:u__1i:20191216123704j:image

f:id:u__1i:20191216123751j:image