unikki

隙間を埋める生活

弄くり回す一週間

4月17日(土) 眼鏡を買いに行く。ちょうど一年前、拾った猫が歯の生え変わりの時期を迎え、何でもかんでも噛む癖ができ、眼鏡もその被害に遭った。レンズの中央に傷が付いてしまったのが気になっていたので、買えてよかった。一年間、傷のついたレンズで過ご…

行先知らず

二転三転したが、異動先が決まった。元々、異動を踏まえての一年だったので、衝撃はないももの、落胆はある。異動先の上司が苦手なのだ。色々あって、会社から切り離された浮島のようになっているのも怖い。先行きが不安過ぎる。 悩んだものの、引き抜きで新…

直視出来ない一週間

26日(日) 猫がベランダで捕まえてきたエサキモンキツノカメムシ。ハートがキュート。夜に備え、母が朝からハンバーグのタネを作っていた。わたしはお風呂掃除とかそういうことをしなくちゃいけなかったのに、ヘルニアが悪さをしているのか、座ってるのも立っ…

ふつつかな一週間

16日(木)朝、散歩中の真っ白な秋田犬が、わたしの匂いを嗅ぐために足を止めてくれたのが嬉しかった。信号が変わりそうだったので、触れることは出来なかったのが虚しい。名残惜しくて、振り返ったら、秋田犬も連れたおじいさんもいなかった。横道もない真っ…

一角から嘆く弱音

医療従事者を代表して言ってるわけじゃなくて、氷山の一角、角砂糖の一角が恐怖心からごちゃごちゃ弱音を吐き、世の不条理を嘆いています。 四月に入り、新しい会社での業務が始まった。コロナウイルスの影響で患者が激減して、緩やかなスタートを切っている…

フッてしまいたい

さっき、無職になることに決まった。 2020年が始まって、特にこれと言って書くこともなかったのでブログから離れていたけど、まさか最初のブログが無職報告になるとは思わなかった。 元々、三月いっぱいで辞めるつもりだったし、その旨は上司に伝えていた。…

欲深き一週間

12月9日(月)眼球の摘出手術を無事に終えた猫は、不自由もなさそうに走り回っている。以前は、飛び出た眼球をぶつけては、きいきい怒っていたので、良かったね、良かったねと猫を撫でている。猫は完全に人間を信頼しきっていて、抱っこするだけで、煮すぎたう…

ふさわしい朝

家から最寄りの駅まで、歩いて二十分かかる。山の上にある家から、裾野の駅まで下るのだ。行きは良い良い帰りは怖い。それでも、上り坂は、慣れるものだ。近くには一応、バス停もある。でも、都会ではないから、本数が少ない。少し歩けば、環状線を走るバス…

露知れず生きている

書きたいことがなかったわけではないけど、アウトプットの作業がしんどい時期だったのかもしれない。最後のブログからもう半年近く経っていた。 TSUTAYAプレミアムに登録してから、映画は1日1本観ている。好みじゃないのもあるし、難し過ぎて解説を読むこと…

ご自愛ください

転職して、今年で三年目に突入した。仕事は好きだ。自分にすごく合ってる。会社から評価もしてもらって、去年は賞与が上がり、今年からは給料が上がった。他部署の先輩曰く「この会社はまじで給料上がらないから。五年は給料も賞与も上がんない」らしいから…

ちょっとグロテスクなお話。 二リットルの水を開けた直後、ペットボトルのキャップが手から転がり落ちる。あ、と思うときにはもう遅い。猫達の手によって、あっちへコロコロ、こっちへコロコロ。最後には自分らのトイレに入れる(うちの猫達は、なぜか興奮す…

ただの一週間

1月17日(木) 機嫌が悪い。お行儀よくいようと思えば思うほど、なんでわたしが笑ってなきゃいけないんだと更にカッカしてしまう。猛省。イライラしてると、わたしは必要以上に正しさを求め、自分の正義を振りかざす。相手がどんどん消沈していくのが手に取る…

好きこそ物の上手なれ、嘘の回

誕生日の金曜日、テレビをつけたら『耳をすませば』がやっていた。好きなだけじゃダメなんだ、と言う。一つの物語を書き終えた雫のセリフだ。書いた文章が未熟すぎて、書きたかったものが矛盾して。好きなだけじゃダメなんだ。雫の言葉に、ああ、そうかと納…

小さく狭い世界

わたしは、小さく狭い世界に生きている。 新しいことを取り入れようとせず、お気に入りの中で、ぬくぬくと沈み続けている。好きな本は繰り返し読み、好きな音楽もずっと聞き続け、好きな映画も繰り返し観る。何かを生み出すなんてことはしない。得意じゃない…