unikki

隙間を埋める生活

ただの一週間

1月17日(木)

機嫌が悪い。お行儀よくいようと思えば思うほど、なんでわたしが笑ってなきゃいけないんだと更にカッカしてしまう。猛省。イライラしてると、わたしは必要以上に正しさを求め、自分の正義を振りかざす。相手がどんどん消沈していくのが手に取るように分かるけど、わたしが正しいと言わせるまでやめられない。生理前になると、それが顕著に出る。なんて厄介な人間なんでしょう。猛省。

 

18日(金)

風が強い。電車が止まるんじゃないかとひやひやしたけど、頑張ってくれた。ただ、電車を一度降りれば、凄まじい爆風。その上、肌が切れるんじゃないかってぐらい冷たい。小野不由美さんの『悪霊シリーズ』の中に、首を大きな包丁で切られるというシーンがあるのを思い出した。

ひふの うえを 細い氷が走ったみたいな感じがした

思い出すんじゃなかった、と後悔しながら家路に着く。暴風に煽られた枯葉が、しばらく目の前でくるくる回ったのでちょっと本気で怖かった。

今年は本を読みたいなと、数年ぶりに読書に勤しんでいる。わからない漢字はメモして、後で電子辞書で調べて。結構たのしい。そういえば高校の頃、英語の授業で電子辞書が禁止されていたから、紙の辞書をめくっていた。ほぼ日手帳のような、あの薄い紙。1年生は黄色、2年生は青、3年生はピンク。蛍光のペンで色分けして、調べたところに線を引いていた。何度も調べたところは、代を重ねるごとに汚い色になっていって、いやいや、何度も調べてないで覚えろよ自分、と呆れたりもした。こうやって考えると、紙の辞書もちょっと欲しくなるよね。まあ持ち運びには、やっぱり電子辞書なんだけど。読み終わったのは、小川糸さんの『海へ、山へ、森へ、街へ』。何年も前に読んだ本を、もう一度、読書の練習がてら捲る。ごはんの話がいっぱいなのに、身近な話ではないせいか(ベルリンで作るうどんとかモンゴルの牛の干し肉とか出てくるから)、お腹は好かない。ただ、卵かけご飯が食べたくなる。なんでだろう。

 

19日(土)

二時間半を本屋で過ごす。人を待っていた。本屋と言いつつも、化粧品も雑貨も文具もクラフト素材もゲームソフトもおもちゃも売ってる。一番嬉しいのは、立ち読みが許されていること。もうこんなの図書館じゃん、と思いながら、色んな本を手に取る。パブにいる猫の写真集、雑誌、エドワード・ゴーリーについての本、占いの本、エッセイ漫画。普段見ないものをたくさん見た。中でも、占いの雑誌や本はまじまじと見てしまった。何せ、今年の運勢は非常に悪いらしいと言われているので。テレビでやっていた血液型×星座のランキングも最下位、有名な占い師の占いも散々な内容だった。普段は占いなんて見ないし、というか見てもすぐに忘れる。興味ないから。でも、悪い悪いと繰り返し言われれば、ひっかかるものはある。神社で引いたおみくじも、末吉で何だか良い評価とは言いがたかったし。少し暗い気持ちで占いの雑誌をめくったら、そこまで悪いことも書いていなくてホッとした。おかげでもう内容は覚えてないのだけど。たった一つの結果でこうも安心できるものかと我ながら呆れた。

 

20日(日)

映画を四本ほどみる。その内の二本にミア・ワシコウスカが出てて驚く。彼女の映画で一番好きなのは『イノセント・ガーデン』かな。内容はそれほどでもないけど。何だか似合う狡い表情をする。雰囲気に合う表情っていうんでしょうか。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』も自由で好き。

 

21日(月)

歯医者に行く。虫歯治療をしてもらった。型をとってもらっている最中、歯科技工士さんとかは、推しの歯型とかほしいものなのかなと考える。わたしだったらいらない。

 

22日(火)

特になし。歯に違和感。

 

23日(水)

職場の健康診断の書類を書く。ここで働き出して三年目、健康診断の紙を書くのは、四回目だというのに、未だに本社名と電話番号が覚えられない。こんな従業員でごめんね、社長。会ったことないけど。

 

なんてことない一週間だった。

あと誕生日前日にヘルニアになった。うける。

細いボールペンで書いたら読みにくくなってしまった。今度は気をつける。


f:id:u__1i:20190130123503j:image